5分で分かる!ロボット業界の市場と国の方針について。
皆さん初めまして、ロボットビジネスを支援する「NPO法人RobiZy(以下RobiZy事務局)」です!
このブログでは、主にロボット×ビジネスというテーマで情報を発信していこうと思っています。
どうか末永くお付き合いください!!
今回はロボットビジネスにあたり、基本情報となるロボット業界の現状についてまとめていきます。
1.ロボットと協働する未来
人口減少、少子高齢化が刻一刻と進む中、未来の労働力を確保することは日本国における急務の課題となっています。
ロボット技術は、製造業の生産現場や農業、建設、医療、介護に至るまで幅広い分野で、人手不足を解消する可能性を有しています。
ロボットと人間が協働した未来の生産スタイルを実現するため、数多くの企業•団体が日々課題解決に取り組んでいます。
2.ロボット産業の市場規模
NEDOの調査によると、ロボット市場は2035年で約10兆円規模に成長するそうです。
(出典:NEDO)
特に、医療や介護などのサービス分野におけるロボット市場の成長は著しく、約半分の4.9兆円の成長見込があると予想しています。
以下の資料は、国内におけるサービスロボットの市場規模と世界のサービスロボットメーカー数の統計結果を表しています。
(出典:NEDO)
国内の市場規模の年成長率13.9%であり、メーカー数は世界第4位と、世界のサービスロボット市場における日本の存在が大きいことを示しています。
しかし、他国に比べスタートアップの企業が少ないことが上記から伺えます。
スタートアップが少ない原因については、別記事に掲載予定です。
3.国の政策•支援状況
2015年1月、6回に渡って行われたロボット革命実現会議の結果を取りまとめた『ロボット新戦略』が発表されました。
(出典:経済産業省)
『ロボット革命』とは、自動車や家電、住居などあらゆるモノがロボット化し、製造現場から日常生活まで、様々な場面でロボットを活用することで、ロボットが新たな付加価値を生み出す社会の実現を目的としています。
そのための3本柱は以下の通りです。
①世界のロボットインベーションに
②世界1のロボット利活用社会
③IoT時代のロボットで世界をリード
詳しい戦略はこちらから
4.まとめ
今回は、日本におけるロボット分野の市場規模と国の方針についてまとめてみました。
ポイントは以下の通りです。
- ロボットの市場規模の拡大は著しく、特にサービスロボット 分野の成長率は年13%である。
- 一方でスタートアップ企業の数が少なく、参入障壁が高いことが課題となっている。
- 経済産業省を筆頭に、ロボット新戦略を掲げ、国が一丸となってロボット市場の拡大を目指す流れがある。
いかがでしたでしょうか。
人口不足、高齢化社会を迎えるにあたり、ロボット市場の拡大、技術の向上は急務の課題となっています。
RobiZy事務局では、主にロボットビジネスのマッチング支援や情報提供などを行っています。
既に120社を超える企業•団体様が加入しており、今後もますます発展していく予定です。
詳しくはこちらからご確認ください。
ご購読いただきありがとうございました。