5分で分かる!society5.0とその事例を徹底解説。

 

この記事ではsociety5.0の概要とRobiZyの活動内容について解説していきます。

 

 

 

 1. society5.0って?

内閣府のHPによると、society5.0とは

サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)

(出典:内閣府HP)

 

 

簡単に言い換えると、情報に溢れた現代社会(society4.0)の課題を、AIやIoTなどの最新のテクノロジーを活用して解決した便利な社会がsociety5.0です。

 

 現代は、必要な情報を見つけて分析、活用することが困難な社会となっています。さらに日本の場合、少子高齢化や地方の過疎化により、人的な負担も増しています。

 

そのため、最新のテクノロジーを活用することで、少子高齢化地域格差などの課題を解決し、最終的には一人一人が快適に暮らせる便利な社会を実現することをsociety5.0の目的としています。

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                      (出典:内閣府)

 

 2. society5.0の具体的な目標

2.1スマート農業 

GPS自動走行システムによる無人ロボットの夜間走行などにより、超省力で大規模な生産を行う

 

②センシング技術や過去の膨大なデータに基づく効率的な栽培方法や知見者による有益な情報を融合し、高品質で大量の作物を生産する

 

③アシストロボットや除草ロボットなどにより、危険な作業やきつい作業から解放する

 

④農業機械のアシスト走行や、作業ノウハウの蓄積されたデータを用いることで参入障壁を低くする

 

クラウドシステムにより、実需者と消費者を繋げ、信頼と安全を届ける

 

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                    (出典:農林水産省)

2.2スマートホスピタル

 ①画像処理やビッグデータ構築、AIによるデータ解析などの導入により、患者個々の背景までを視野に入れ、人的な過失を防ぎ、的確な療法を選択できるようにする

 

③高精度の診断を行うことにより、適切な薬剤•治療法を選択し、医療費の軽減に繋げる

 

④医療情報のビッグデータ解析によって、疾患の発症•重症化の可能性を算出し、早期発見、早期治療に繋げる

 

⑤国民保険制度が定着している日本において、ICT化により蓄積された患者の診断•治療情報を、AIによって解析し、ノウハウとして蓄積することで、海外にサービスとして提供できるようにする。こうして、日本企業の国際的な競争力を活性化させる

 

⑥医療現場をサイバー空間に総合的に取り込み、かつAIによる解析を一体化させることで、先進的なAIホスピタルを実用化させる

 

 

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                    (出典:内閣府)

 

 

 この他にも、交通、ものづくり、食品、防災、エネルギーなど様々な分野で活動しています。

 詳しくは以下のリンクをご覧ください。 

Society 5.0 - 科学技術政策 - 内閣府

 

3.RobiZyの果たす役割

RobiZyグループでは、スマート農業やスマートホスピタルだけでなく、スマート林業のためのワーキンググループを定期的に開催しています。

この他にも、交通、ものづくり、食品、防災、エネルギーなど様々な分野で活動しています。詳しくは以下のリンクをご覧ください。各分野ごとに開催しているため、実に多種多様な業界からご参加いただいています。

 

詳しくはこちらから

https://www.robizy.co.jp

 

 

 

 

5分で分かる!ロボット業界の市場と国の方針について。

皆さん初めまして、ロボットビジネスを支援する「NPO法人RobiZy(以下RobiZy事務局)」です!

 

このブログでは、主にロボット×ビジネスというテーマで情報を発信していこうと思っています。

 

どうか末永くお付き合いください!!

 

今回はロボットビジネスにあたり、基本情報となるロボット業界の現状についてまとめていきます。

 

  

1.ロボットと協働する未来

人口減少、少子高齢化が刻一刻と進む中、未来の労働力を確保することは日本国における急務の課題となっています。

 

ロボット技術は、製造業の生産現場や農業、建設、医療、介護に至るまで幅広い分野で、人手不足を解消する可能性を有しています。

 

ロボットと人間が協働した未来の生産スタイルを実現するため、数多くの企業•団体が日々課題解決に取り組んでいます。

 

 

2.ロボット産業の市場規模

NEDOの調査によると、ロボット市場は2035年で約10兆円規模に成長するそうです。

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                    (出典:NEDO)

特に、医療や介護などのサービス分野におけるロボット市場の成長は著しく、約半分の4.9兆円の成長見込があると予想しています。

 

以下の資料は、国内におけるサービスロボットの市場規模と世界のサービスロボットメーカー数の統計結果を表しています。

 

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                     (出典:NEDO)

 

国内の市場規模の年成長率13.9%であり、メーカー数は世界第4位と、世界のサービスロボット市場における日本の存在が大きいことを示しています。

 

しかし、他国に比べスタートアップの企業が少ないことが上記から伺えます。

スタートアップが少ない原因については、別記事に掲載予定です。

 

 

3.国の政策•支援状況

2015年1月、6回に渡って行われたロボット革命実現会議の結果を取りまとめた『ロボット新戦略』が発表されました。

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                (出典:経済産業省)

 

『ロボット革命』とは、自動車や家電、住居などあらゆるモノがロボット化し、製造現場から日常生活まで、様々な場面でロボットを活用することで、ロボットが新たな付加価値を生み出す社会の実現を目的としています。

 

そのための3本柱は以下の通りです。

 

①世界のロボットインベーションに

②世界1のロボット利活用社会

③IoT時代のロボットで世界をリード

 

詳しい戦略はこちらから

 

4.まとめ

今回は、日本におけるロボット分野の市場規模と国の方針についてまとめてみました。

ポイントは以下の通りです。

 

  • ロボットの市場規模の拡大は著しく、特にサービスロボット 分野の成長率は年13%である。
  • 一方でスタートアップ企業の数が少なく、参入障壁が高いことが課題となっている。
  • 経済産業省を筆頭に、ロボット新戦略を掲げ、国が一丸となってロボット市場の拡大を目指す流れがある。

 

いかがでしたでしょうか。

人口不足、高齢化社会を迎えるにあたり、ロボット市場の拡大、技術の向上は急務の課題となっています。

 

RobiZy事務局では、主にロボットビジネスのマッチング支援や情報提供などを行っています。

 

既に120社を超える企業•団体様が加入しており、今後もますます発展していく予定です。

 

詳しくはこちらからご確認ください。

 

ご購読いただきありがとうございました。